Alibaba.com

Magentoは越境のECサイトを作るのには最強と謳われ日本でも知名度が上がってきましたね。(ただ何度も申し上げますけども、日本国内だってMagentoが最強です。単に知名度と実績が足りてないだけなのですがようやく拡がりつつあると実感しています。)
実際のグローバルビジネスにおいてはアリババの活用が広がっており、日本でもようやくジャック・マーさんの名前なども広まりつつある状況なのかと思います。

同じ越境通し、Magentoもありアリババもある現代社会において、どのような可能性があるかという点や、また世界で2強と言われるユダヤ人と中国人商人がどのようにして日本市場へ進出するかということも学ばせて貰えばと思い、あまりセミナー等参加しない私が珍しく足を運ぶに至ったわけです。(本当は別の理由もあったのですが事前に駆逐されました、、、渡邊さんお力らになれず面目ない...Orz...)

まずアリババ、簡単にご説明すると中国でバイドゥ(百度)と並びBIG4と呼ばれるIT企業の一角を担うアリババ集団(阿里巴巴集団)という会社が運営しており、アリババ集団はBtoB取引を中心としたAlibaba.comのほかに、主にCtoC取引の淘宝網(タオバオ)、BtoC取引中心のT-Mall(天猫)などのサイトを運営するほか、ペイメントゲートウェイとしてのAlipay(支付宝)なども運営しています。
創業者で元CEOであるジャック・マーは有名人となり、その書籍は日本国内でも反響を呼んでいるところです。
ジャック・マーさんの考え方も大変参考になるものも多く、そもそも孫子や老子などをはじめとした中国の古い文書好きな私にはグッと刺さるものがあります。

今回はこの中でもアリババ(Alibaba.com)という国際間BtoB取引のセミナーにあたりますので、こちらを中心に超ざっくりとした概要や所見などを述べたいと思います。

まずアリババですが、中国向けに商売を行いたい場合のツールというと全くもって異るんですね。
バイヤーの1位はアメリカです。つまり、欧米圏やその他の国々含め、国際的な取引を行うためのツールという位置付けになっており、たまたま中国の会社が作った運営しているというだけに過ぎないということが重要な点だと思います。

アメリカ人が日本の商品を買い付ける際にアリババを利用する、日本人がオーストラリアの商品を買い付けるために利用する、そんなイメージです。

そして日本国内にもBtoBのマーケットプレイスとしてはNETSEAや楽天BtoBなどがあるのですが、基本的なサイトとしての形態・機能もこれまた全く異なります。
アリババにはカートがないため、サイト上での決済はできません。
あくまで商品を紹介するまでにとどまっており、メールなどの商談で制約していくというフローになり、アリババはそのシステム利用料金を徴収しているということになります。

そして日本にもアリババの日本法人が誕生しました。ソフトバンクの孫さんがアリババに出資した話は有名ですね。
システムそのものは中国になるのですが、日本法人のアリババはより成約率を高め、売り上げを大きく伸ばすためのサポートを行われるようで、サイト利用料とアドバイジングをセットで提供していらっしゃいます。

ここまでがざっとアリババというサービスのご紹介です。超突っ走ってのご説明になりましたが、およそ概要はつかんでいただけたかと思います。

次に、セミナーの展開ですが、利用者の声を読み上げるのではなく、撮影したインタビュー動画がセミナーの中で流れます。これはやはり説得力がありそうですね。
よく思うのですが、当たり前だと思ってしまえばそれまでなのですが、無理にでもそういったことを気づき、として捉えられれば、記憶に残り、生かす場が必ずあると思うようにしてます。
利用者インタビューを動画で流す、ぜひ当社でも取り入れたいところですね。

数字もモリモリ出てきます。取引金額がアメリカのウォルマートを超えた、アリババの利用者数は数千万、見込客から成約に至るパーセンテージなど数字おり沢山です。
よくマーケティングを行うにあたって数字を使えと言いますが、お手本のごとくとことん使います。
完全にプロの仕事ですね。尊敬します。満員だったあの会場のどれだけの方々が成約(アリババの利用開始)に至ったんでしょうね???

でで、Magentoでの越境ECサイトとの関わりが云々、というお話はもちろんセミナーには出てこなかったのですが、インターネットを活用した海外進出の選択の一つで、自社サイトとしての越境サイトを作るにはすでに知名度があることが重要で、そうでなければアリババもそうだし、AmazonやeBayなどのモールに乗っからなければ認知すらされないため厳しいというコメントがありました。

私も事実それはあると思います。
しかし!私の知人には海外に店を持っていましたが、ECの運営を開始したところ売り上げが爆増!!という実績を持つ強者がいます。
客観的にその勝利のポイントを考察してみたのですが、

  • 現地語(中国語)に堪能である
  • 店を持っていたためすでに顧客がいて現地での信頼を獲得できている
  • 日本の商品を取り扱っている
  • 現地に足繁く通い続けている

余談: 最近Magentoのサイトも立ち上げた。

これらが重要な要素になってくるのかと思います。
またそもそも市場がなかったところに進出して、イベントもおそらくほぼ自腹で開催して、といった非常に太っ腹な要素もあったかと思いますが、要は、言葉ができない、現地行かない、現地の声を聞かない場合、セミナーの講師の方がおっしゃるような結果に至るのではないでしょうか。

この他にも、海外からの仕入れ品を中国に売りまくっているものの、語学は苦手という方もいます。参考までにMagentoを使用しています。
この方の場合はスタッフは数名ながらも英語のネイティブのスタッフを雇用し、またMagentoの専任スタッフも雇用しているので、通常の企業ではまず行わないような思い切った人材配置を、やはりこれはもう天性の才としか言いようがないと思うのですが、インターネットで国際的にビジネスを行うに至って必要な、いわゆる人・物・金をがっちり押さえていらっしゃると思います。実店舗の売り上げ比率は低く、ほとんどが海外からの注文で成り立つ会社になっています。なおこの方のMagentoの使い方もハンパないので、別の機会にご紹介したいと思います。互角のみならずITもわからない方ですが、本当に何が必要かをよく理解されており尊敬できる方で、今後大きの企業はこのかたの真似をすればいいとすら思うところです。

さて話を戻しまして、日本には世界中の人々がが欲しくても買えないものがたくさんあります。
しかし海外は日本ほど信用取引が成り立つことはまずないため、基本疑ってかかります。ヤフオクみたいにかんたん決済手数料が高いからといっての銀行前振込なんてまずありえません。
そのギャップをどう埋めるかがポイントであり、この強者達はがうまく天性の才があったことも幸いし、見事にそのギャップを埋め、大きな取引を行うに至ったのではないかと思います。

Magentoは確かに海外販売を行うすべての機能が揃っていると考えても間違いないと思いますが、最低でも英語があれば、世界中のかなりの人々との会話もできるようになりますし、中国語ができるならば、隣国に多い華僑や大国中国とのビジネスの可能性が生じます。
英語ができるという理由で通訳翻訳や英語の教師を行うのもいいのですが、それは対海外での信頼獲得の上でビジネスを拡げられる可能性もあることは事実だと思います。

もともと日本は輸出立国なわけですので、輸出に関してはいろいろな制度で保護されてもいますし、消費税還付などのメリットもあります。その反面輸入は申請が必要で超面倒、仕入れにあたっての消費税も支払わないといけません。
語学が苦手な場合アリババ使ってもいいですし、堪能であれば独自サイトを設けつつ、現地に通いたくさんコミュニケーションして、ビジネスを育てていくというやり方に挑戦してみるのも面白いのではないかと思います。